8月9日から8月24日まで、大学の応用生物学部 教授と共にネパールに行ってきました。
その目的とは!
『氷河の恵み』を大テーマとし、氷河地形や氷河河川が、動植物の生態にどのように関わっているのか?そして、人類もどのような恩恵を受けているのか?を調査する上での、先ずは材料探しの旅でした。
アンナプルナ山群に西側に流れるカリガンダキ川沿いを北上し、ベニからムクティナートを目指す調査の旅。
これまで、30回以上はネパールを訪れてきましたが、その全てが登山またはトレッキングが目的。
今回は、特に雨季にあたりますのでヒマラヤの山容すら中々見えない。これまでとは異なる視点でネパールを旅してきました。
・これまで何気なく見ていた崖を改めて眺める。。地質の違いに気付く。その地質が異なる地層では、なんとアンモナイトが取れる。
・これまで何気なく見ていた谷を改めて眺める。氷河地形とばかり思っていたものが、侵食地形であることに気付く。
・これまで何気なく通り過ぎていた草原の足元を見る。日本には自生していないという、とても珍しい花が咲いていることに気付く。
同じ地を訪れるにしても、ほんの少しだけ視点を変えるだけで、魅力も面白さが想像以上に増してくる。
何を見るのか?ただ山を見るだけではない!そんなネパールの魅力を感じさせた2週間でした。